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奥村研究室(神経行動学)トップページ

われわれヒトを含む動物は、進化の過程で驚くべき能力を獲得してきました。実際の動物行動を対象として、
その神経メカニズムを考えるのが、神経行動学(Neuroethology)です。

教員プロフィール

歯学部を卒業後、大学院ではネコ、サル、ラットなどの歩行運動のメカニズムを研究する研究室で、大脳基底核とよばれる脳部位の神経構築を勉強しました。その後は、複雑な歌をさえずるジュウシマツという小鳥の脳を研究しています。

研究内容の紹介
複雑な歌文法を可能にする小鳥の脳を研究しています。そのために、解剖・生理・薬理学など、使える方法はなんでも用います。小鳥の研究を主に行いますが、卒研では、学生の希望もききながら、他の動物を用いた実験にも、教室としてとりくんでみようと思います。また、BMIのための基礎研究(下記参照)にも挑戦します。

BMIのための基礎研究とは?
BMIというのは本当はリンク先にあるように、脳波など脳の活動を反映した信号を活用して機械を操作したり、様々な情報を電気的に脳に直接入れる技術です。しかし脳波はとても小さい電気信号で外界のノイズにも弱いなどの欠点があります。そこで、当面は顔の筋肉や目を動かす時に生じる生体電気信号(筋電位や眼球運動電位)で、機械やロボットをどこまで動かすことができるかを検証しています。顔から記録する筋電信号でも手足を使わずにロボットの操作が可能(リンク参照)です。このような基本的な研究を進めながら、同時に脳の複雑な電気信号(脳波)や脳の活動を直接解析する光技術(NIRS)などの活用を検討しようとしています。
共同研究について
学内外の大学、企業などとの共同研究には前向きです。当方には、脳波計(16Ch相当)、NIRS(前頭葉付近のみに対応の簡易型)、クライオトーム、蛍光顕微鏡、細胞分布記録装置、電気生理(in Vivo)、マイクロダイアリシス一式などの実験設備があり、また、平成25年度初頭には、本学に小動物の飼育施設も完成する予定です。まずは気楽にご相談を!

学生のみなさんへ

2008年4月に着任しました。
これまでの3年間に
12人の卒研生が卒業し
5人が大学院(豊橋技科大、静大、奈良先端大、静岡理工科大、新潟大)に合格しました。
学年にかかわらず、脳科学、神経科学、動物行動学などに興味のある学生は、是非誘い合って遊びに来てください。卒論希望の学生は、早めにテーマの相談にきて下さい。大学院(修士)相談も可能です。
神経行動学輪読会

Behavioral Neurobiology: The Cellular Organization of Natural Behavior

Thomas J. Carew (著)
を輪読しています。研究室以外の学生(物質生命学科)も参加しています。興味のある学生は声をかけて下さい


教員のブログ
趣味的で、また、まことにとりとめのない内容ですが、よろしかったらどうぞ。最近更新していない(^^;)。


研究業績に対して、(独)理化学研究所・野依良治理事長より感謝状を授与(09.05.29)

What's NEW !

奥村が第89回日本生理学会における教育シンポジウムにおいて、模擬講義「理工系のための脳と情報」を行い、大会長から表彰されました。(2012年3月)

第13回静岡ライフサイエンスシンポジウム
において奥村研の卒業研究がポスター賞を3年連続受賞!!!(2012年3月)

第12回静岡ライフサイエンスシンポジウム・平成22年度科学技術フォーラムにおいて奥村研の卒業研究がポスター賞を2年連続受賞!!

ニューロクリアティブ研究会フォーラム「創造する脳 ―能楽と脳の奏でる情景」(文部科学省 後援)において、奥村の研究が2008年度「創造性研究奨励賞」を受賞しました。2009年3月

第10回静岡ライフサイエンスシンポジウム記念大会において、奥村の研究発表がポスター賞を受賞しました(2009年3月)。次からはこの賞を学生が取ることを目指して、卒研学生が頑張って研究しています>>しました!リンク先参照

SIST市民公開シンポジウム
2009年1月 公開シンポジウム 「脳と機械をつなぐ新技術 ~ブレイン・マシン・インターフェイスを巡って~」というを行いました。シンポジストは、サイエンスライターの他、TVでも活躍中の竹内薫先生。哲学者の植原亮先生と奥村です。
詳しくは下記リンクをご覧下さい。
SISTシンポジウムビラ.pdf へのリンク

生理学若手の会主催のサイエンスカフェでBMIの未来像について講演しました。2008年9月。
詳しくはこちらへ(サイエンスライター森山和道氏による要約)。

複雑な小鳥の歌文法を記載するオートマトン 異なる投射をもつ小鳥の歌神経核(HVC)のニューロン 哺乳類線条体のコリン作動性ニューロン(免疫組織化学)
このサイトは、2008年4月から静岡理工科大学教員になった奥村が、研究内容の紹介とHP作成練習の為に作っています。
このサイトは学外にあります。すぐに引っ越すかもしれません。
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